LIVE配信で「はいからさんが通る」を見てみた!

みなさん、こんにちは!マリアです。

既にご存知かと思いますが、花組の大劇場公演は現在中止になってしまいました。

ただ、念のため出演者とスタッフ全員にPCR検査をし、陽性が出た時点でいち早く公演の中止を決定した宝塚の対応は誠実で評価できるものだったと思います。

この新型コロナウイルスが厄介なのは、無症状や軽症の方がほとんどだという点。誰しも無症状で元気だと自分がコロナだとは思いませんから、今回陽性になった生徒が自責の念で押し潰されないかがとても心配です。

どうか自分を責めずに、心の重荷は背負わず、しっかり体を休めてほしいです。

そして、宝塚を愛してくださる、応援してくださる皆さん。どうか温かい声援を引き続きお願いできればとても嬉しいです。公演の再開を待っててあげてくださいね!

という事で、私も前向きに宝塚の楽しさ、素晴らしさや感動を発信していこうと思います!

今日は先日LIVE配信で花組大劇場公演「はいからさんが通る」を見たので、その感想を書いていきますよー

宝塚版「はいからさんが通る」について

はいからさんが通る

ご存知の方も多いと思いますが「はいからさんが通る」は大和和紀先生の人気マンガ。大正ロマンの香りの中で繰り広げられる「はいからさん」こと花村紅緒と「少尉」こと伊集院忍のラブストーリーです。

宝塚版は全8巻の内容を限られた約2時間の中で、上手くまとめてあるなと思いました。

原作があると、どうしても比べてしまったり、自分の想像と違うなと違和感を持ったりしがちですが、私はそんなに先入観もなかったので単純に作品を楽しむことが出来ました!とっても面白かったです!

コミカルな部分とシリアスな場面のメリハリがあって、スピード感もあり、最後まで目が離せず、フィナーレまであっという間の時間でした。

正に宝塚にピッタリの作品で、漫画より美しいのでは?と思うほどの圧倒的なビジュアルでいい目の保養になりましたー!

はいからさんが通る プロローグ
(公式サイトより)

プロローグはキャスト勢揃いで、コレから始まる物語のワクワク感が高まりますし、あの主題歌踊りたくなりますよねー
気づいたら振りを覚えてました(笑)

前半1幕は2人の出会いから心の距離が少しずつ近づいていくところまでは、コミカルに個性的なキャスト達を絡めながら進んでいき、後半2幕はシベリア出兵から思わぬ形で帰国した忍と紅緒の紆余曲折のストーリーから、ハッピーエンドが描かれています。

1幕はあんなに笑ったのに、2幕は2人のすれ違いが切なくて、心がギュッと掴まれて、気づいたら紅緒を応援していました(笑)

最後は見てるこちらも幸せになれるハッピーエンド!もうなんなんでしょうあの漫画から飛び出てきたような夢夢しいお2人❤️

フィナーレは2番手の瀬戸かずやさんが落ち着いた大人の魅力たっぷりに銀橋を渡り、素敵なモダンガールな娘役のナンバーから、ロケット、そして2パターン用意されてる男役のナンバー

これはどちらも見たけど甲乙つけがたいほど素敵!でもやはり私は黒燕尾が好きです。

さすが花男といった感じで、ピシッと揃った黒燕尾のダンスは息を呑むほど素晴らしかったです。

はいからさんが通る フィナーレ
(公式サイトより)

デュエットダンスは役の雰囲気のままの2人が、幸せいっぱいに踊ってる姿がキラキラ眩しくて微笑ましかったですね。

パレードもまさかのシャンシャン無しで、役で使用してる小道具を持っていたりして、まさかトップ娘役が竹刀を持って大階段降りてくるなんて(笑)

いやー可愛かったです。

そして柚香光さんの大羽根を背負って大階段を降りる姿、ファンの皆様はどんなにか心待ちにしていた事でしょう。

とてもキラキラしていて素敵でした。

主要メンバーそれぞれの感想

それでは少しだけ、それぞれの主要メンバーについて書いてみますね。

柚香光さん

もうどこから見ても美しいTHEイケメン

漫画から出てきたようなというより、漫画より美しかったです。軍服姿が本当に素敵で、これぞ宝塚の男役!発光感が半端なかったです。

花より男子の道明寺もめちゃくちゃ素敵でしたが、対照的な忍という役も、れいちゃんにしか出せない優しさや温かさが伝わってきて心が熱くなりました。

繊細なお芝居をされるので、これからトップとして新たな魅力を見せてくれるのが楽しみです。

華優希さん

とにかくめちゃくちゃ可愛かった!これは完全にハマり役
明るく強く真っ直ぐな紅緒さんが愛おしく感じました。

そして、本当にお芝居が上手だなーっと感心してしまいました。

この作品の成功の要因は彼女の紅緒でしょう。芝居の勢いも緩急も全て計算されてるというより憑依してる感じ。

ショースターというより、お芝居で魅せる役者さんだと思うので、もっと色んなお芝居を見てみたいですね。

瀬戸かずやさん

宝塚の男役として、しっかり自分の男役像を確立されてて、今回も大人の男の魅力で作品をしっかり締めていました。

ほぼ後半からの出番ですが、紅緒へのどストレートで直球な愛の言葉も、すんなり響くのは芝居に嘘がないから。

フィナーレの男役群舞では長年培った男役の美学が光っていました。新生花組での活躍に期待してます。

水美舞斗さん

前半はほとんど出番がないのが寂しいですが、シベリア出兵の登場シーンから圧倒的な存在感と野性的な色気を感じさせてくれたマイティー

少ない出番でも、しっかりとその存在を印象付ける実力はさすがだなと感心しました。

フィナーレナンバーの男役群舞でも抜群のダンス力でみんなを引っ張っていて、同期のレイちゃんを支える頼もしい存在として、これからが楽しみです。

永久輝せあさん

今回のために、より役を膨らませて描かれていたのが高屋敷要

自由奔放で忍とは対照的だけど、親友として2人の役としての関係性がしっかり見える役作りだったし、何より天真爛漫で明るい雰囲気が、出てきただけでパーっとその場を明るく華やかにしてくれていて、ひとこちゃんの良さが光っていたなと思いました。

欲を言えば…もっと出番や見せ場があったら良かったのに…と思ってしまいました^^;

組み替えして花組デビュー作だったので、これからショーでも活躍するひとこちゃんを早く見たいです。

聖乃あすかさん

麗しいビジュアルに、この中世的な役がピッタリとハマっていて、一見頼りないけどいつも紅緒のそばに居て、彼女を見守り続ける優しい蘭丸に心がホッコリしました。

紅緒役の華ちゃんとは同期という事もあり、そばで支える感じが自然と現れていて安心感がありましたね。

フィナーレでの立ち位置も上がり、ますます新生花組の戦力として活躍されるのが楽しみです。

音くり寿さん

生粋のお嬢様だけど紅緒とは違った意味で男勝りでとても優秀。強く逞しく時代をリードする女性としてカッコイイ環さん。

音くり寿ちゃんは本当に何をやってもウマいなーと今回も感心しました。

余談ですが、音楽学校の100周年の式典の時、まだ本科生だった音くり寿ちゃんがソロを歌ってて、あまりの歌唱力と美しい声に客席のOGがザワつきました。
彼女の歌声が大好きなので、これからも沢山歌ってほしいです。

さて、長くなってしまいましたが如何でしたか?

あくまで私の個人的な感想なので、皆さんも次回ぜひ見てみてくださいね。
どうか花組公演「はいからさんが通る」無事に再開出来ますように

皆さんも宝塚の応援よろしくお願いします!

愛してるよ宝塚歌劇団!

Mahalo!(ハワイ語で「ありがとう」)

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