みなさん、こんにちは!マリアです。
約4か月もの間、延期になり、別箱公演は中止も危ぶまれた「壮麗帝」
宙組は別箱2つとも無事に幕を開ける事が出来て、ファンの皆さんもどんなにか喜ばれた事か!本当に嬉しかったですね。
私も本来ならこの壮麗帝は青年館で観劇予定でチケットもお願いしていたので、とっても残念に思ってました。
でもこうやってライブ配信してくれたおかげで、楽しみにしていた公演を観ることが出来て感謝です。ありがとう宝塚歌劇団!
それでは、正にさっきライブ配信を観たばかり、ホヤホヤの観劇レポお届けしたいと思います!
壮麗帝のあらすじ
作・演出は、礼真琴主演のバウホール公演「鈴蘭(ル・ミュゲ) – 思い出の淵から見えるものは -」でバルホールデビューを果たした樫畑 亜依子先生
オスマン帝国を最盛期に導き、壮麗帝と称された皇帝スレイマンの生涯を、寵姫ヒュッレムとの愛や、義弟にあたる大宰相イブラヒムとの絆を通して、ドラマティックに描き上げた歴史ロマン、それが宝塚の壮麗帝です!
壮麗帝 作品の感想
開演前のBGMから異国の世界に誘ってくれる演出はテンションが上がりました。
全体的に少女マンガのようなストーリーで、世界観が宝塚と上手くマッチしていて、歴史物だけどとっても見やすく、分かりやすい作品でかなり面白かったです。
難しい説明が必要な場面ではストーリーテーラーをうまく使って補いつつ、観る側を飽きさせなかったので、1幕もあっという間に終わってしまった感じ
2幕は更に時が進み、それによってそれぞれのすれ違いが悲劇を招いてしまう様、そしてそれぞれの想いが交錯していく様がテンポ良く作られていたのが観客の心を離さないでラストを迎えられた勝因かなと
フィナーレナンバーも男同士のデュエット、男女のデュエットと作品の中身ともリンクしてて素晴らしかったです。
衣装が星組の鈴蘭の時と同じものが出てきて、その辺りもちょっと感慨深いものがありましたね😊
壮麗帝 主なキャスト別の感想
それでは、それぞれ主なキャストの感想です。
スレイマン・桜木みなと
登場シーンから華やかでスターオーラが増したように感じ、真ん中にいる事がとっても馴染んでいましたねー
ヒゲもよく似合い、色気も纏い、こういったコスチュームがとてもよく似合っていました。
無邪気な子供時代から、聡明で自分の意思を貫き突き進む若き王。
ずんちゃん(桜木みなとさん)らしく真っ直ぐ演じていて、その真っ直ぐなキラキラ眩しい感じから、歳を重ねてからの色気や威厳のある王としての立ち居振る舞い、台詞廻しは圧巻で素晴らしかった!
特に歳を重ねてからの姿は、男としての深さや包容力をうまく表現されていて、ますます宙組を支えるスターとしての成長を感じました。
また、歌う時の高音が更に伸びるようになって、歌唱力に安定感があって凄く良かった!
あとこれは私個人的な意見ですが…
フィナーレナンバーの登場シーンでは、ずんちゃんが一瞬大空祐飛さんに見えてびっくりしました(笑)ずんちゃん真ん中力が増し増しですね。
一回りも二回りも成長していて、これからが本当に楽しみです。
アレクサンドラ(ヒュッレム)・遥羽らら
やはりこれまでの経験からくる安定感
そして、ずんちゃんの隣が本当に似合う方だなーと微笑ましく観てしまいました。
奴隷から王の妻に成り上がる女性なのに、何一つ嫌味なところもなく、明るく純粋に生きて、心のままに言葉を伝える。
まさに少女マンガのヒロイン的な役で、ハレムの女性たちの中でも圧倒的な華やかさを放っていて素敵でした。
歳を重ねて母になり、死に向かっていくまでの演技が更に良くて、強さと優しさ、大きな愛をうまく表現してましたね。
何より、ららちゃんの歌唱力が上がったなーと嬉しくなりました。
宙組は娘役激戦区になって飽和状態なので、娘役の組替え…あるでしょうね💦
イブラヒム・和希そら
こっちゃん(礼真琴さん)好きな人は、ソラくん(和希そらさん)好き
という事で、私ももれなくソラくん好きです(笑)
今回は長い年月を演じるという事で、子役の部分からでしたが、その場面場面によって的確に目つきや表情を繊細に変えていて、今目の前にいる人がイブラヒムにとってどんな人なのかがひと目でわかるのはさすが
最初から最後まで一貫してスレイマンへの忠誠心、人としての愛だけを貫きながらも、その思いの強さゆえにすれ違い、歯車が狂ってしまう悲劇
自分の死さえも王のためにという死際のあの表情は秀逸で泣けました。
歌唱力は相変わらずで、歌い始めると安心するし、フィナーレナンバーでのダンスはキレの良さと抜いた感じをうまく出せていて、私はソラくんので手の表現が好きだなーっていつも注目してしまいます。
ずんちゃんとの並びが良くて、いつかずんちゃんがトップになった時、2番手としてソラくんが支えるのを見てみたいです。
アフメト・鷹翔千空
いやー、この人の成長にも本当に驚きました!
こんなに野心溢れる役をパワフルに演じるこってぃ(鷹翔千空さん)を見たことない!男役として一気に成長した感じです。
ソロで歌う場面も歌唱力は申し分なく、堂々としっかり立っていて、十分に1人でその場をもたせていたのは素晴らしい!
目つきや表情も豊かになっていて、これからもっともっと宙組の中心メンバーになって活躍して欲しいなーと感動しました。
上手い!
ハティージェ・天彩峰里
子役の頃の活発で可愛い姫から、愛する人を失う時の凛とした大人の女性まで、ブレずに強く優しく演じていて好演!
明るく華やかな姫としての品を持ちつつも、自由に生きてる様は、みねりちゃん(天彩峰里さん)本人の良さも相まって、この作品の清涼飲料水のような存在になっていました。
そして歌声はさすがで、ソラくんとのデュエットのハーモニーがとても綺麗で、宙組でもっと活躍してほしいなと思いました。
その他に気になったキャスト
マヒデヴラン・秋音光
男役が女役を演じる事で出せる、圧迫感がとても良く表されていて、昼ドラや韓国ドラマに出てきそうな悪役のイヤな女感が良かったです。
宙組さんは、この壮麗帝でもそうですが、今回フライングサパでも男役が女役を演じていて、男役が演じるからこその女らしさが不思議と出るので、これは演出として良い効果ですね。
ギョルゲ/セリム・希峰かなた
いやー、めちゃくちゃ芝居が上手い!
職人技ですねー
宙組では若翔りつさんが職人並に悪役や個性的な役が上手いと思っていたのですが、この方も同じくらい素晴らしい!
悪人としての役と、王子の役。この両極端な役を全く違う人が演じてるかのように表現されていた事に感動。逸材ですねー
これからも注目していきたいと思います。
女官マリヤム・小春乃さよ
以前から注目していたけど、この方も芝居が上手いし、セリフの声が良い!
そして歌もとても上手いので、安定感があって彼女が出てると安心します。
長くいてほしいですねー
興奮覚めやらぬまま、一気に書きましたがいかがでしたか?
このライブ配信中に、中止になっていた星組東京公演の再開も発表されて、どうか星組も無事に完走してほしいと願ってます。
星組観劇予定ですが、正直毎日、一回一回が奇跡のような公演だと思うので、もしそんな奇跡に立ち会えたら、感染対策を徹底して劇場に向かいたいと思います!
ちなみに、今回幕間の映像はこんな感じでした。
それではまたお会いしましよー!
Mahalo!(ハワイ語で「ありがとう」)
<お知らせ>
Youtubeチャンネルはじめました!第一弾のリアクション動画、まだご覧になってない方はコチラからぜひ!
ブログランキング参加中です。
ポチッと応援クリックいただけると嬉しいです!
⬇️⬇️⬇️⬇️⬇️